元ペット保険社員がペット&ファミリーについて解説してみる

「ペット保険を検討している」
「ペット&ファミリーの商品内容を知りたい」

ペット保険はどこがいいのかな?と考えている方のために、ペット&ファミリー保険の他社との比較ポイントを交えつつ商品解説します。

ペット保険を扱う会社は2021年現在15社存在します。

どの保険も一長一短ですから、口コミやランキングに惑わされずにしっかり比較しましょう。

  • 他社ペット保険と比較すべきポイント
  • 商品説明・保険料・基本10項目について説明
 元ペット保険社員
ペットショップ、動物病院、ペット霊園の経歴あり

「保険」ですから、いざ使う時に満足できる保険金を受け取れなければ意味がありません。

補償内容を理解し、納得して契約することが大切です。

他社ペット保険とペット&ファミリーの比較すべきポイント

時間外診療費が対象
→夜間などの時間外診療によって特別加算された費用は対象外が基本ですが、ペット&ファミリーでは保険対象となっている

10歳以上は保険料が変わらない
→ペット保険は年齢を重ねるごとに保険料が上がっていくのが基本ですが、10歳以上は保険料が変わらず一定となります

生後45日以上、7歳11ヶ月未満が加入年齢対象
→保険会社によって加入できる年齢は異なりますので確認しましょう

犬・猫のみ対象
→犬・猫以外のペット保険を扱っている保険会社は一部のみです

更新継続で新たに保険対象外の病気が追加されたり、更新継続を断られたりすることはありません
→この部分をアピールしているペット保険が増えました。

「ペット保険で継続更新拒否された」という内容が、SNSで炎上したことが原因かと思われます。

ただし、保険会社が嘘を言ったとか、ダマしたとかではありません。

約款や重要事項説明に記載されているにも関わらず、それを契約者が確認できていなかったことが大きな原因かもしれません。

ですから、ペット保険を契約する際には、最低限知らなければならない事項をチェックすべきなのです。

商品は50%と70%プランの2種類どちらにも「免責金額3,000円」が設定されています

免責金額とは?
免責金額とは保険会社が保険金を支払わなくてもよい金額のことで、定めた金額までは保険加入者の自己負担となります。

(治療費-免責金額)×補償割合 = 保険金額

治療費:5,000円 / 補償割合:50%の場合
(5,000円-3,000円)×0.5=1,000円
受け取れる金額     ➡1,000円
飼い主が負担する金額  ➡4,000円

治療費が小さな金額の場合、受け取れる金額が小さくなるのでそれをしっかり理解してください。
逆に大きな金額の場合は、免責金額はあまり気にする必要はありません

治療費:30,000円 / 補償割合:50%の場合
(30,000円-3000円)×0.5=13,500円
受け取れる金額     ➡13,500円
飼い主が負担する金額は ➡16,500円

ペット&ファミリー|商品説明・保険料・基本10項目について説明

どんな保険なのかを把握するのに次の3つを順に説明します。

•「商品説明」
•「保険料」
•「押さえておくポイント」

商品説明

商品プランはシンプルで「2種類」のみ
50%プラン もしくは 70%プラン

プラン プラン70 プラン50
保険料 こちらを参照 こちらを参照
補償割合 70% 50%
保険金の支払い限度額 70万円 50万円
補償対象 手術・入院・通院 手術・入院・通院
一日あたりの限度額 制限なし 制限なし
支払い回数 制限なし 制限なし
一日あたりの免責金額 3,000円 3,000円

 

保険料

保険料は以下の3項目で決まります。

•犬か猫か(*犬の場合には体重によっても保険料は変わります)

•保険商品(50%プランか70%プランのどちらか)

•加入時の年齢

確認しましたら、公式ページにて見積もりが可能です↓
https://gn1.petfamilyins.co.jp/pafslimpc/paf_mitsumori.do

知っておくべき基本項目

  1. 対象となるペット
  2. 補償割合
  3. 免責金額
  4. 契約可能年齢は?
  5. 保険対象外となるもの
  6. 更新を断られることがあるのか否か
  7. 更新時に免責事項の追加があるのか否か
  8. 通院・入院・手術の使用回数はあるか?
  9. 請求方法
  10. 約款

①対象となるペット


②補償割合

50%
70%

③免責金額

全てのプランに1日あたり3,000円

④契約可能年齢は?

生後45日以上~満7歳以下

⑤保険対象外となる病気やケガ

ここは病名などを見ても多くの方が理解できないと思います。
ですので、「対象外になるものはこんなものですよ」といったざっくりとした大枠を把握してもらえれば良いかと思います。ほとんどのペット保険が同じような内容です。

■既往症・先天性異常・・・
契約時には『告知義務』というものがある。
いままでの病歴および、病院やペットショップ、ブリーダーから「先天性、遺伝性の病気」と告げられた内容は、契約時に正直に伝えなければならない。その告知された内容による、特定のケガや病気には保険金は支払われません

■ワクチンで予防できる病気(一部保険対象の病気もあるが、ワクチンで予防できる病気は対象外と覚えておきましょう。)

■ワクチン接種費用や健康診断、ノミダニ予防、フィラリア予防とフィラリア症

■出産に関わる費用

■避妊去勢手術の費用

■歯に関わる治療(歯石除去など)

■シャンプー、療法食

⑥更新を断られることがあるのか否か

更新継続を断られたりすることはありません。

⑦更新時に免責事項の追加があるのか否か

更新継続で新たに保険対象外の病気の追加はありません

⑧通院・入院・手術の使用回数はあるか?

使用回数制限はありません。
ただし、保険会社から支払わる保険金の限度額が設定されています。(支払い限度額)
70%プラン 70万円
50%プラン 50万円

⑨請求方法

一旦、病院にて全額支払い
診療明細および領収書を添付して請求
後日、指定口座に振り込まれる

⑩重要事項説明および約款

公式サイト参照https://www.petfamilyins.co.jp/ad/lp01e/slim_jusetsu20200401.pdf
(2020/10/1時点)

 

まとめ

ペット&ファミリーのペット保険はシェアNO3となっています。

使用回数や一日あたりの支払い限度額などがなく、非常にシンプルで分かりやすく、使いやすい保険なのが特徴です。

ただし、免責金額3,000円が設定されていますので、通院などの診療費があまり大きくない場合には、受け取れる保険金は少なく感じるかもしれません。

そこを理解、納得したうえでの契約をおすすめします。