FPCのペット保険|最安クラス 後悔しないために知っておきたい3つのデメリット

FPCのペット保険が安いことをわかったから、デメリットを教えてくれ

ペット保険選びで最初に目がいくのはやはり保険料。

保険料と補償内容は比例関係にあるので、保険料が安ければ補償内容もそれ相応となるのは当然です。

良い商品は高価で普通の商品は安価、という法則はペット保険といえど同じです。

ということで、FPC保険はリーズナブルで安価なペット保険になるので、何がデメリットなのかをきちんと知ったうえで契約しましょう。

shin
“ペットショップ➡動物看護師➡ペット保険➡ペット霊園”
広く浅い知識と経験を武器に世の中のペットリテラシー向上を狙う

FPC保険のデメリット3つ

デメリットを知り、理解しておかないと後々痛い目をみます。

「どうしてこの病気に保険が使えないの?」
「この前は保険が使えたのに、どうして今回は使えないの?」
「契約更新できない!?なんで?」

このような声がネット上で散見されます。

これらは契約前に知っておけば、ほぼ避けられるため、FPC保険を契約する前に必ずデメリットを知っておきましょう。

歯科治療は対象外の可能性

ペット保険の常識のひとつに「歯石除去は対象外」があります。

歯石は病気というより、歯磨きを怠った結果付着してしまったモノなので対象外といった考えです。

しかし歯石を放っておくとほとんどのケースで歯周病が発生してしまいます。

歯周病は「病気」なので、歯石を取り除く処置費用は保険対象外ですが、歯石が原因による歯周病の治療費は保険対象ですよ、というペット保険が多いです。

しかしFPCの重要事項説明書や約款を確認しても、それらが明記されていません。

歯周病の治療費は対象になるのか問い合わせてみました。

『治療費につきましては、弊社審査部で審査を行ったのちの判断となります』(メールの回答より)

このような回答から、保険対象になるかは不明なため注意しましょう。

なおアニコムのどうぶつ白書を見てみますと、口腔疾患での請求は全体の約5%(口腔疾患の中から歯周病での請求と考えると、割合は更に低くなりますね)くらいです。

歯磨きをしっかりして予防できる方や、5%くらいなら気にするほどの数字じゃないよ、と思う方はスルーしても良いデメリットかもしれません。

手術補償は1回のみ

ペット保険の契約期間は1年で、その間に保険が使用できる回数制限を設定しているものが多くあります。

FPCのペット保険も回数制限タイプになり、通院・入院・手術をそれぞれ別々にカウントするのですが、手術の使用回数は1回のみです。そしてその1回に支払われる保険金の上限が10万円となっています。

ペット保険補償内容

引用:ペット保険のFPC公式ページより(2022/12/6時点)

上限10万円は気にしなくてもOKですが、1回というのは心許ないです。

ペットが一年間に手術をする回数は1、2回程度といったデータがあるので、金額の大きい手術だけに、もしもに備えて2回の補償が欲しいところです。

前年と同じ条件で契約更新できない可能性

契約更新に関する内容を気にしない方が多くいる反面、ペット保険でたびたび炎上するのもこの契約更新トラブルであるのも事実です。

ペット保険は私たちが普段使っている健康保険と同じ役割ですが、位置づけとしては民間の医療保険になります。

一年の契約期間ごとに審査が入り、ペット保険会社からOKが出れば更新できます。

このOKが当然にように出るものだと考えていると痛い目を見ます。

ここでFPCの約款を見てみますと以下のような記載があります。

第29条(継続契約の契約内容などの見直し等)
1. 保険料等を見直す場合
収支状況を検証した結果、保険料の計算基礎を変更する必要がある場合は、当会社の定めるところにより、継続
契約の保険料の増額または保険金の減額を行うことがあります。
2. 継続契約を引受けない場合
収支状況を検証した結果、この保険商品が不採算となった場合は、当会社の定めるところにより継続契約を引受けないことがあります。

※引用元:FPCペット保険普通保険約款 より(2022/12/6時点)

これを訳すと…
「保険請求回数が多く、今後も多く使われることが予想される場合には、次年度から保険料の増額や、場合によっては更新を断ることがありますよ」
となります。

どの程度で更新を断られるかは保険会社次第なので何とも言えませんが、更新拒否の可能性がある保険商品であることは知っておかなければなりません。

どうして更新できないんだ!?と怒りが込み上げてきても後の祭りです。

FPC保険はコスパが良い理由

デメリットはあるけれどコスパの良い保険だと思います。

保険は続けていくのが前提なので、保険料が安いに越したことはないですからね。

業界最安クラス

保険料は更新のたびに上がっていきます。

ここで重要なのがペットが亡くなるまで契約を続けた場合、累計で保険料がどの程度になるのか?ということです。

保険料の上がり方は各社一定ではないため、数年ごとに上がるタイプや、急に高くなるものもあります。

ですので、累計の保険料を見ることで、本当に安いのか高いのかがわかります。

ペット保険料比較グラフ

上の図を簡単に説明します。FPCの保険を0歳から18歳まで継続して利用した場合、それまでに保険会社に払った保険料の総額が60万くらいになりますよ、ということです。

図からもわかるように、FPCのペット保険は他と比較しても最安クラスです。

通院・入院・手術をフルカバーで免責なし

補償内容は大きく次の4つをみておけば良いです。

通院・入院・手術のフルカバー型 もしくは 入院・手術の特化型
50%補償 もしくは70%補償
保険使用回数の制限あり・なし
免責金額のあり・なし

補償対象外も気になると思いますが、各社大きな違いはないため、契約する前に最終チェックする程度で問題ありません。

FPCは通院・入院・手術をフルカバーで免責なしのいわゆるスタンダードなペット保険です。

それでいて保険料が安いのでコスパは良いでしょう。

FPC保険に適した人とそうでない人

 

・できるだけ保険料は安く
・最悪保険更新できないとなっても諦めることができる
・手術が重ることによる大きなの支出負担は絶対避けたい(手術は1年の間に1回のみの補償しかありません)
・契約の更新ができなくなる最悪のケースは避けたい

まとめ

FPCのペット保険はコスパが良い保険です。

しかしどのペット保険もメリット・デメリットがあり、そのバランスで保険料が設定されています。

安いには訳がある。これを理解し、納得した上で選ぶことができればそれはあなたにとっての良いペット保険です。

誰にとっても良いペット保険はありませんのでご注意を!