犬の混合ワクチン接種について【とりあえず】知っておきたい基礎知識

「接種しないとダメ?」
「いつ接種すればいい?」
「料金は?」
「何回打てばいいの?」

注:ここでのワクチンとは狂犬病ワクチンではありません。『混合ワクチン』です。

初めて犬を飼う方は知らないといけないワクチンについて、難しいこと抜きでサクッと解説します。

詳しいことは、動物病院で聞くのが一番!

 元動物看護師。♂
ペットショップ、ペット保険、ペット霊園の経歴をもち、業界で20年生きてます。
ワクチン接種はデメリットよりメリットの方が大きい理由
いつ打つのか?体調と年齢を確認してから
ワクチン料金はどの病院でも大差ない話

何事も最初が肝心です。

犬を飼うにあたって、しつけ・トレーニングも重要ですが、それよりも健康が一番です。

ぜひワクチン接種について知っていただければうれしいです。

ワクチン接種はデメリットよりメリットの方が大きい理由

【混合ワクチン】
•犬の伝染病から感染を防ぐための注射
•5種とか8種とかは、防げる病気の数

絶対に接種しないといけないのか?

任意です

混合ワクチン接種が任意であるならば、打つか打たないかの判断はメリットとデメリットの天秤です。

メリット

感染し発症すると、死の危険性があるからです。

子犬であればなおさら死に直結します。それを予防または重症化を防ぎます

ペットホテルやトリミングサロン、その他犬が集まるイベントなどでは接種が参加条件になることがほとんどです。

接種してないと、サービスを受けることができません。

ワクチン接種の際、簡単な健康チェックをしてもらえる。

人が毎年健康診断を受けますが、犬の場合、ほとんどの飼い主さんは病気になるまで何もしません。

早期発見とよくいいますが、動物病院にいく良いキッカケとなります。

デメリット

副反応の可能性がある。

これはどんなワクチンであろうと起こり得るものです。

万が一副反応が起きても、すぐに病院にて処置をすれば、ほぼ重篤には至りません。

ワクチン費用

これをデメリットと捉えるかはその人次第です。

メリットの方が大きいと思いますがみなさんはいかかでしょう?

いつ打つのか?体調と年齢を確認してから

年齢

【子犬の場合】
1回目:6~8週齢(すでに過ぎている場合には早めに接種)
2回目以降:若干わかりにくいので獣医師に説明してもらいましょう

子犬のワクチン複数回接種することに疑問に思われる方が多いですが普通のことです。

どうも腑に落ちない方は下記参照。

WSAVA(世界小動物獣医師会)、犬と猫のワクチネーションガイドライン
https://wsava.org/wp-content/uploads/2020/01/WSAVA-vaccination-guidelines-2015-Japanese.pdf
【成犬の場合】
前回接種してから、1年後もしくは3年後。
今まで接種したことがない場合は早めに接種

1年後か3年後どちらにするかは獣医師と要相談。

 

体調

また家に迎え入れて間もない場合には、環境変化のストレスで体調を崩すこともあります。

1週間ほど様子を見て問題なければ接種します。

体調が良い時に接種するのは人と同じです。

ワクチン料金はどの病院でも大差ない話

ワクチンの料金が気になる方は、病院のHPを覗いてみてください。

最近はワクチンや診察料金を公開している病院も多いので分かるかもしれません。

ちなみにどの病院でも大きな差はありません。

5種・6種混合ワクチン➡6388円(中央値)
8種・9種・10種混合ワクチ➡8180円(中央値)
(参照:日本獣医師会、家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査 調査結果(平成27年度)より)

料金より、かかりつけ医として信頼できるかどうかで判断しましょう。

まとめ

ワクチン接種はデメリットよりメリットの方が大きい理由
➡感染した際の命のキケンと各種サービスを受けるための最低条件になる

いつ打つのか?体調と年齢を確認してから
➡子犬なら6~8週齢。その後は1年後もしくは3年後。お迎えしてすぐの接種は避ける。

ワクチン料金はどの病院でも大差ない話
➡それでも気になるならHPをチェックするか、問い合わせよう。