接種しないとダメ?
料金は?
何回打てはいいの?
初めて猫を飼う方は知らないといけないワクチンについて、難しいこと抜きでサクッと解説します。
詳しいことは、獣医師にしっかり聞いてください。
ペットショップ、ペット保険、ペット霊園の経歴をもち、業界で20年生きてます。
- ワクチン接種のメリットとデメリット
- いつ打つのか?体調と年齢を確認してから。
- ワクチン料金はどの病院でも大差ない話
何事も最初が肝心です。
これから長く共に暮らす猫さんのために、ワクチンについて少し勉強してみましょう。
ワクチン接種のメリットとデメリット
•ワクチンは猫の伝染病の感染や重篤化を防ぎます
•3種とか5種混合ワクチンなどがありますが、この数字は防げる病気の数を表しています
メリット
メリット①
蔓延する猫風邪の対策に混合ワクチンが効果を発揮する。
野良猫で目ヤニが出ていたり、鼻水で汚れていたりするのを見ることがあると思います。
この場合、いわゆる猫風邪を真っ先に疑います。
そしてこの猫風邪の原因となるウイルスは感染力が非常に強いので、そのような猫に接触した場合ウイルスを自宅に持ち込むキケンがあります。
つまり、非常に感染力の強いウイルスがそこら中で蔓延しているわけです。
メリット②
旅行などでペットホテルに預ける場合、ワクチン接種証明書の提示を求められることがほとんどです。
接種していなければ、これらサービスを受けることができません。
メリット③
ワクチン接種の際、簡単な健康チェックをしてもらえる。
人は毎年健康診断を受けますが、猫の場合、ほとんどの飼い主さんは病気になるまで病院にはいきません。
早期発見とよくいいますが、動物病院にいく良いキッカケとなります。
デメリット
デメリット①
副反応の可能性
これはどんなワクチンであろうと起こり得るものです。
万が一副反応が起きても、すぐに病院にて処置をしてもらえば重篤には至りません。
できる限り午前中に接種して、何かあればすぐに連れていけるようにしましょう。
デメリット②
ワクチン費用
これをデメリットと捉えるかはその人次第です。
猫のワクチンでは完全室内飼いだから、ワクチン要らないという意見があります。
意見を鵜呑みにするのではなく、接種しないリスクを理解してうえで判断をしてほしいと思います。
•多頭飼育の場合、1匹でも外に出るならかなりキケン
•特に子猫の場合には、感染 = 命のキケン
これらを理解した上で後悔のない判断をしてもらいたいと思います。
いつ打つのか?体調と年齢を確認してから
年齢に関して
1回目:6~8週齢(すでに過ぎている場合には早めに接種)
2回目以降:若干わかりにくいので獣医師に説明してもらいましょう。
ワクチンの複数回接種に疑問を持たれる方が多いですが普通のことです。
なんだか腑に落ちないという方は下記参照。
https://wsava.org/wp-content/uploads/2020/01/WSAVA-vaccination-guidelines-2015-Japanese.pdf
前回接種してから、1年後もしくは3年後。
今まで接種したことがない場合:早めに接種
体調に関して
また家に迎え入れて間もない場合には、環境変化のストレスで体調を崩すこともあります。
1週間くらいは新しい環境に慣れるのを待ちます。
食欲や便の状態など、問題なければ接種しましょう。
ワクチン料金はどの病院でも大差ない話
ワクチンの料金が気になる方は、病院のHPを覗いてみてください。
最近はワクチンや診察料金を公開している病院も多いので分かるかもしれません。
ちなみにどの病院でも大きな差はありません。
料金より、かかりつけ医として信頼できるかどうかで判断しましょう。
まとめ
- 野良猫が多く存在する環境では、感染力の強いウイルスが蔓延しています。完全室内飼でもリスクがあることを知っておきましょう。
- 子猫の場合、最初のワクチン接種は6~8週齢です。
- ワクチン接種の費用はどの病院でも大きな差はありません。気になるならHPもしくは問い合わせましょう。